小夏の大冒険

ちよつとした違和感から世界の秘密へ思考は冒険する

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焼く・燃やす

おっさん上司が、部下のOL(別に男でもいいけど)にコピーを頼んだ。
「君、この書類を焼いてきてくれんかね」と。

しばらくして戻ってきたOLは、なぜか手ぶらだった。

「書類はどうした?」と上司が訊くと、
「ゴミ焼却炉で焼きましたけど」

コピーすることを「焼く」と表現する人は今でこそあまりいなくなったが、
つい20年程前までは結構いた。

「この書類をB4でコピーしてきてくれんかね」と言ったら地下4階でコピーしてきた話と同じくらいよく知られた笑い話(笑えるかっ!)だったはず。

ちょうどその頃までは、ダイオキシンとかあまりうるさくなくて、
自前でゴミを焼却してる会社も結構あった…のかな?
よく覚えてないけど、ワシの行ってた高校では確か、放課後、掃除当番がその日のゴミを用務員室の外にある焼却炉まで捨てに行ってた。

写真なんかは今も「焼き増し」と言うし。

昔(どんだけ昔だ)勤務していた某財閥系企業では、コピー機の他に青焼きの機械があって、
「経費削減のため、内部文書など、青焼きで済ませられるものは青焼きを使いましょう」なんてやってた。

コピー機よりも安く複写できるものだったはずだ。
経費削減したい会社は青焼きを復活させてはいかがだろうか。

いや。そんな提案をしたかったわけじゃなくて。
いや。今はコピーもだいぶ安くなってきたようだから、今さら青焼きをしても…


だからさ、フツー「焼く」というと火をつけるのが大前提なんじゃないかと思いたいのだが。
火で、もっとはっきり言えば高熱で炎を出して物質を変質させること、それ以外は「焼く」じゃねー!と言いたいところだが、
写真とかの例にみるように、それ以外にも「焼く」が存在していることは認めざるを得ない。

生まれてから成長して日本語を覚える過程で、この、火を出さない「焼く」がずっと違和感だったのだが、
広く捉えると、要は「科学変化を起こさせる」ってことなんですかね。


同様に「燃やす」「燃える」という言葉も。
フツーは火を出してこそ「燃える」じゃないかと思うんだが、そうじゃないことが多々ある。
特にカラダ関係。
体脂肪を「燃焼させる」って?

体の中で本当に「火が出て」燃えるなら、体脂肪どころか直ちに火葬場要らずじゃねーか。
人騒がせな。
単なる化学変化のことだろって。

ところが。

体に取り込む食べ物のカロリーは、本当に「燃やして」測定しているんだなこれが。
そうして、やれ、チョコレートが高カロリーだとかキュウリは低カロリーだとか、あーだこーだ言ってんの。
山で遭難して、チョコレートだけで何日生き延びたとか、高カロリーなおかげだとか。
ホントか?

体の中で火が燃えるのがありえない以上、「燃やして測る」食べ物のカロリーは意味なくね?
って、小学生でもわかりそうなもんだが。
でも小学校の家庭科(今は生活科とか言うんだっけ)の先生は、燃やして測った食物のカロリーをドヤ顔で教えていた。
あまりに自信ありげに教えるもんだから、違和感というか、意味なくね?という素朴な疑問は少なくない人が感じていたにもかかわらず、そうなのかーと何となく納得させられてしまっていた。

でもそうやって一旦は封印された素朴な疑問が再び頭をもたげたのは、最近↓こんな記事を目にしたからだ。
既にいくつかのブログなんかで転載、拡散されているようだが、元をたどっていったら「女性自身」だった。
ダイエットの新常識…カロリー数を信じるな!

低カロリーの食品も、たくさん食べたら同じことなのでは?とも思っていたけど。
それ以前に栄養学って……?
100年以上も前のひとりの科学者の教えをずっと信じていた?
それは既に、ひとつの宗教なのでは。


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