小夏の大冒険

ちよつとした違和感から世界の秘密へ思考は冒険する

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好きだった雑誌

「QA」
(平凡社 1984年~1993年 月刊)



Wikipediaによると、「 読者からの多方面の日ごろの疑問の投稿を募り、それへの回答を掲載」とある。

まーシンプルに言うとそれだけなんだけど、これがなかなかしっかりエンターテイメントになっていて、面白いだけじゃなくタメになった。

20代前半のあたしにとって、「ビックリハウス」は確かに面白かったけど、ギョーカイ人達の感性を見せつけられているだけで自分自身にとってのお得感が薄かったし、「噂の真相」は確かに真相を追究しようとしてるように見えたけどオドロオドロし過ぎた。
(でも30近くなる頃には「噂真」は大好きになってたけど)
その点この「QA」が、ちょうどガチだった。

読者から寄せられた疑問だけじゃなく、編集部自ら見つけ出してきた疑問を記事にしているのもあった。
例えば、当時新幹線に乗って窓の外を眺めていると、田畑の真っ只中に忽然と現れる「エドモンド大学」の看板についての謎とか。(雑誌内の表記は確か「エドモンズ」ではなく「エドモンド」だった)

読者から寄せられた疑問でも、編集部が面白くないと感じたものは容赦なく「今月の救ってほしいQたち」のコーナーに晒される。「今更そんなこと聞くなよ~」という意味で。
その中の一つ、一時大流行していたリクルートのアルバイト雑誌「フロムエー」のCMについて。
「カーカキンキンて何ですか。地方に住んでてわかりません」
との疑問。
───当時は火曜日と金曜日つまり週に2回も有料のバイト雑誌が発売され、それがまた売れてたなんて、今考えると隔世の感だが───
このQを「救ってほしい…」に入れるとはヒドイ! と思った。
今でこそyoutubeとかで、地方に住んでいても首都圏限定のTVCMを見ることができるし、逆に首都圏の人もローカルCMが見れたりもする。
しかしあの頃は本当に、地方在住者にとって首都圏だけで盛り上がっている流行の話題ほど不愉快なものはなかった。
フロムエーよりもっと時代が遡るが、例えば上京する前のあたしだって、マクドナルドが「味なことやる」だった時代を知らないし、夕刊フジに「オレンジ色の憎い奴」なんてキャッチフレーズがついてたことなんか知らなかった。
地方の人も当然知ってるものと思われると腹立つ。
田舎者扱いしやがって。都会に住んでるからってギョーカイ人ぶってんじゃねーよ、と。


しかし実際この雑誌に執筆していた顔ぶれを振り返ってみると、えのきどいちろうとか、『大人養成講座』の石原壮一郎とか、結構80年代ギョーカイ人系だったなーと思うわけです。
平凡社なのに。マガ●ンハウスじゃないのに。
今考えるとそれを喜んで読んでたあたしも結構、毒されてましたね。はづかし。


毎号買ってはいなかったけど、しばらく読み続けていた。
しかし90年代に入って、ちょっとマンネリ化してきたな~と感じ、買わなくなっていった。
それからしばらくして、本当に休刊になってしまった。

多分すごーく売れていたわけではなかっただろう。
この雑誌のことを知らない人も結構いたと思う。
それだけに「自分が買ってあげないと廃刊になっちゃう」という危機感を煽るものがあった。
でも固定ファンも多かったと思われる。当時のあたしのように。


今はもうすっかりネットの時代になっちゃって、あの雑誌がやっていたようなことは、ナントカ質問箱とか教えてナントカとかあちこち溢れているし、自分達でも書き加えられるし、無料で見れる。
これもまた隔世の感なり。

今のこのブログも、「ひとりQA」みたいなつもりで書いてるところもある。
オレ様の違和感や素朴な疑問を、調べたり、時には勝手な解釈を加えたり。



追記:
ちょっと話が脱線するが、地方のCMということなら、そう言えばこんな記憶がある。
1979年~1980年頃、土曜日の夜7時半頃、なぜか北海道で「青柳ういろう」のCMをやっていた。
局はTBS系? てことはHBCか。ちょうど『まんが日本昔ばなし』と『クイズダービー』の間だ。
周囲の北海道出身者に聞いても、誰も知らないと言う。
でも確かにやっていたんだ。
なぜ北海道で名古屋の菓子を?
あの、白黒抹茶小豆珈琲柚子桜の歌を今も歌えるあたしは一体……?


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