小夏の大冒険

ちよつとした違和感から世界の秘密へ思考は冒険する

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菜の花の観察

もしかすると怖いのかも知れない話。


春というにはまだ遠く、寒い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

それでも八百屋とかスーパーの野菜売り場では、ぼちぼち春物の野菜が出回ってきている……まあ最近は年中ある野菜も多いですが。
春の七草にもあるカブやダイコンは今が旬、他にもふきのとうとか、タケノコなんかもそろそろ。

そして、菜の花も。
油を取るためじゃなくて、野菜として食べる用に売られてますね。
ウチのあたりでは「菜花」とか「ナバナ」という名称で出てます。
ブロッコリー同様、つぼみのうちに茹でて喰らうのが普通。
おひたしにしたり、パスタに混ぜたりとか、まあいろいろ。

で、ある時この菜の花を一束買って、食べるのを忘れてしばらく冷蔵庫の中に放置してしまったことがあった。
そしたら、花が咲いてきてしまった(放置するなよ…)。

その花を何となく眺めていたら、どーも何だか違和感がある。

……

雄しべが、ない!



どういうこと?

昔見た「〇年の科学」(何年だったか忘れた)に載っていた「菜の花の断面図」では、雌しべの周りを数本の雄しべがぐるっと取り囲んでいて、そのつけ根に緑色の蜜腺があったハズ。

最初は「これはきっと、雄しべが雌しべにくっついて一体化しているような品種なんだろう」と解釈したが、それってアリか?
ちょっと無理があるような……

でもその時は大して気にもせず、結局茹でて食べてしまった。
その後も何度か菜の花を買ったが、今度は花が咲いてしまう前にきちんと食べたので、それらの花が開いたところがどんななのかは知る由もない。


しかし。

最近になって、この方(かた)の講演を聞いて、ああそういうことだったのかと腑に落ちたのだったった。
これがF1というやつかと。

あの時の花は、やっぱり本当に雄しべがなかったんだと。
詳しくはこちらの本に。





野口種苗研究所代表・野口勲氏です。

ポスト木村秋則サンは、この方でキマリ。
すでに木村さんとも対談をされているようです。
こうして自然農法界にも新たなアイドルが誕生し──
って別に新たでも何でもない。お二方ともこの道何十年と研究を続けてこられているのだ。

しかし大量生産の農業と比べると非効率で一見、資本主義とは相容れないように見える無農薬リンゴや在来種野菜でも、こうして生産者自身をブランディングしてファンがつくことによって、しっかりと「何でも売り物にする」資本主義のシステムに乗ってしまい、そこから逃れられないことが何となく悔しい。

本当に良いものだから売りたいと思っても、
粗悪品を良いものと喧伝して売りたい人達と一絡げにされることが。


そういうわけで野口さんはあたし、イチオシです。
上記の本を読むと野菜を見る目が変わります。
これまでブログでとりあげたアマゾンアソシエイト画像は、宣伝よりもブログの挿絵という役割が大きかったけど、この人の本はマジで売りたいぞっ。

検索してみると、既にいろいろな人がブログなどで採り上げていて、中には講演を聞かれた人も多いみたいです。
種苗店の経営の一方、あちこちの講演にも引っ張り凧で、お話も非常におもしろいです。
例えて言うなら、ケーシー高峰か毒蝮三太夫か橘家円蔵かといった感じ。
別に聴衆のおばさん達のことを「カアチャン」とか「ババア」とか言ったりはしません。



最近菜の花を買った貴方。
それ本当に、雄しべ、ありますか?


追記:
もちろんF1も、大きさの揃った野菜が収穫できるとか、いろいろなメリットがあって発展してきたものではある。
しかし手放しで推奨できるものかというと”?”

ひと頃の日経新聞には、F1を歓迎すべき最先端技術(実は結構昔からある)のように書いていた記事があった。
それが出たのはフォーミュラワンの方のF1の全盛期、セナがまだ生きていた頃だったな~。
記憶にある限りでもっと特定して言うと、1991年11月から1992年6月の間のどっかの日付だったかと。



2月6日追記:
1月下旬に買った菜の花を水に挿しておいたら、やっと花が開いた。
今度のはちゃんと雄しべがあった。

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