小夏の大冒険

ちよつとした違和感から世界の秘密へ思考は冒険する

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おヨネさんのボートレース

「競馬」なら、世界各地にある。

しかし「競艇」は、韓国と日本にしかない。
「競輪」もそうらしいが、自転車レースなら海外にもある。

「競艇は外国にもあるのでしょうか?」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1211397642

「海外にも競輪や競艇はあるのでしょうか?」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1417074469


そも、公営ギャンブルなるものは、戦後の復興期に財政を立て直すために創り出されたものだった。
しかし競馬や競輪ならともかく、わざわざバイクとか車とかモーターボートとか、エンジンついてて速さが調整できるもので競争させるという魂胆がわからん。
車やバイクなら、メーカーごとにマシン性能の技術を競うということでわからなくもないけど。

誰が考えたんだ競艇なんて。笹川良一か?
いや、それでは半分しか正解じゃない。

前々回のエントリーで採り上げた、笹川について書いた落合氏の著作『二人の首領』の中には、
「競艇を考えた福島ヨネという女性云々……」という記述が、たった一行だけ出てくる。
その一行を見た時から、この人のことが気になっていた。何者?


ひとりの女性が発案し、笹川と国を動かしたというのか。
「ヨネ」は、漢字で書くなら「米」ではなく、「世根」である。
なるほど15画の名前だ。運と芯の強さが感じられる。


今でこそ競馬、競輪、競艇、オートレースに落ち着いているけど、何のギャンブルを作ろうかと考えた時点で、候補は他にもあったらしい。
ドッグレースとか、ハイアライ(何じゃそりゃ? 初めて聞いたぞ)とか。

『ハイアライ』(Wikipedia
だそうです。
なんか、今いちイメージがつかめんが……
あたしの中では、スカッシュやらラクロスやらとごっちゃになってる。

歴史に if は存在しないとは言え、もしもドッグレースとかに決まってたら、今頃どういうことになってたんだろうか。

馬券や車券や舟券ならぬ犬券(ケンケンと読むんだろうか)なんてものが発売されてたり、
レース用の犬を育てる専用の牧場ができてたりしたのかな……


話をお世根さんに戻す。

競輪、競馬のようにモーターボートを競走させて、賭けたらどうでしょうという話をお世根さんに持ちかけられた笹川は、
「オレもそれ考えてた」
とかなんとか言って、競艇の成立に向けて動き出した。

この時点で、
「競艇やったらいいと思うんだけど誰に相談すれば?」ということがわかってたということだ。
また、相談できる立場にあった。
ってことだよな。

このあたりのいきさつを書くにあたって、以下のサイトを参考にさせていただいている。

「世界は一家 人類みな兄弟 笹川良一」
http://blog.goo.ne.jp/sasakawaryouichi/e/6c9f59476b4803a866e62a5faff4c289

「競艇沿革史」
http://kyoteilove.fc2web.com/enkakusi.html

「笹川良一」
Wikipedia

「セレブ・フラッシュ~芸能人の秘密」
http://celeb.trend-hit.com/naoko/E889AFE4B880.html


「某高僧の愛人で内燃機関の特許も持っている。政界との繋がりもある」人だという。
……って、どんだけすごいねん!!
それほどの方が、現代ほとんど知られていないのはなんででしょうね。ある意味もったいない。

高僧って誰よ、というのも下世話に気になるが、それより気になるのはその次の「内燃機関の特許」の方だ。
なんでそんなもん持ってんの?

発明したのか? エンジンを。
そーゆーのってば何もないところから創り出せるものなの?
やっぱりそれなりの設備と環境のある、自動車メーカーの研究員とかにまずならなきゃならないものなのでは。
その設備はどうやって……?

自分で発明したのでなければ、特許を相続した?
誰から?
普通は赤の他人に無闇に権利を譲らないよなぁ。とすると親とか親族?
とするともともとそういう家に生まれた?

いずれにしてもカネには困っていないということは言えそうだ。


しかし、モーターボート競走法を国会に通すのにはとにかくカネが要る。
ヤ関係もこだわりなく駆使して資金を集める笹川に胡散臭さを感じたのか、
笹川らの「全国モーターボート競走会」とは一旦袂を分かち「東京都モーターボート競走会」を結成。
しかし実際にレースが開催されると結局、資金繰りがうまくいかず、笹川一派に吸収合併される。

「先に競艇を考えたのは私なのに」という思いもあったかも知れない。



なんだかここ1週間ほど、例の「戸締り用心、火の用心~」のあの歌が頭の中をかけずり回って仕方がない。
すぐに歌詞が思い出せるのは水曜日と木曜日だが、他の曜日のバージョンも聴けば思い出す。
ていうか、思い出さすなよ。
「海の日」には、あの人の影がつきまとう。21世紀になっても。


ところでこの本↓は、ボートレースの本ではないらしい……

ぼっけえ、きょうてえ 角川ホラー文庫
ぼっけえ、きょうてえ 角川ホラー文庫

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